ショーケース
2007年2月10日

京都MKタクシー ShinCiel

今年1月、京都河原町三条にプラネタリウムを備えたイベント・スペースがグランドオープン。床一面に埋め込まれたLED照明、天井に広がる3Dプラネタリウム、アコースティック・ライヴを堪能できる音響システムを備え、MKタクシーが提供するFM京都の音楽番組「ShinCiel(シンシエル)」のコンセプトそのままに美しい宇宙に身を委ねるような無限の広がりのある空間を創出しました。

今回導入した機器は株式会社システムワークス製、DMX信号対応LEDフルカラーデバイスであり、600個、計1800チャンネルにのぼります。そこで、1800の多チャンネル制御をいかに安価に実現し、かつ導入後に簡単に操作できるコントローラーをお届けできるか、そのプログラミングの実現に挑みました。

まず、DMX制御には、現在販売されているDMX制御デバイスのなかで圧倒的なコストパフォーマンスを誇るe:cue butlerを採用。そこにソフトe:cue programmer V3.6を使用し、Action Padによる画面作成を行い、タッチパネルで制御できる形に仕上げました。フェーダーやボタンを配置し、さながら擬似照明コントローラーが一瞬のうちに画面上に現れることにより、お客様の側での非常に簡単な制御が実現。これにより、あらゆる現場でのオリジナル画面作成が可能となります。

画面に触れるだけであらかじめ記憶されたプログラミングが走り出すタッチパネルシステムは、記憶できるショーファイルの数に特に制限がありません。今回はベーシックなショーファイルに加え、お客様が空間全体を好きな色へ変えやすいよう、リアルタイムで調色ができるシステムにいたしました。

また、イベント時に照明オペレーターが入った際、簡単に手を加えられるよう、制御室にマウスとキーボードを常備。通常オープン時はタッチパネルによる操作を、イベント時にはサーバー側からも手を加えられるよう、設置いたしました。

さらにタッチパネル、制御PCのいずれかがストップした場合でもLEDを制御できるよう、万が一への備えも万全です。

エンターテイメントとしてのプラネタリウムとスペシャルなバンケット・イベント空間を出現させると同時に、コストパフォーマンスを追求する施工に技術進化を遂げるLED照明が大きく貢献いたしました。

建築設計 關聡志建築設計事務所